アイちゃんの思い · 2022/05/26

本物の看護がしたいセミナー第3弾　アンケート結果

5/18（水）「本物の看護がしたい！セミナー」第3弾

【訪問看護経営者×訪問看護師】訪問看護の経営を学ぶセミナーが終了いたしました。

今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。

楽しかったぁ！

せっかくなので当日にチャットでいただいたご質問と、

ご参加いただきました方のアンケートからコメントを抜粋してご紹介いたします。

（チャット数は今までのセミナーの中でトップ！！）

　講師：株式会社ライフタイムメディ代表取締役金子正樹様

　　　　株式会社花梨代表取締役・管理者看護師森恵様

【チャットより】（抜粋）

・1日1人当たり何分を何人訪問すると利益になりますか？

・自費の訪問看護について教えてください。

・入院やお看取りで訪問看護が継続しなくなることもあり、正社員の看護師を抱えることに不安はなかったですか？

・看護師の採用にかかわる年間予算及び採用1人辺りの採用金額はいくらでしょうか？

・スタッフの休憩時間や、緊急呼び出し後の勤務などに対して配慮されていることは？

・訪問看護を立ち上げられた際に、自身の報酬はどのように設定されましたか？

【アンケートより】コメント（抜粋）

・自分が見える（管理できる）範囲の規模で運営するという言葉が印象的でした。

職員の皆さんと真剣に向き合っていらっしゃるのを感じました。

・本音トークが心地よかった！

・件数と売り上げのバランス、件数が多かったスタッフへの配慮・サポート、

有休取得率の向上への取り組みなど、お二人のお話しがとても参考になりました。

【ご質問に、講師の方より回答をいただきました。】

経営していくにあたり「人件費比率」はどのくらいがベストでしょうか。
→地域環境、採用力にも関係しますが、人件費が高いと収支が厳しく、低いと利益ベースは乗せやすいですが、昨今人材定着面でどうでしょうか。
⇒一般的に訪問看護ステーションは人件費率70％が理想と言われています。
　これは税金・社会保険料・賞与積み立て込みの1か月の人件費率になります。
　もちろんですが、初期投資や固定費により変動はあります。あくまで理想なので、実際はもっと低いかもしれません。
個人でステーションを立ち上げるとなると、初期にかかる費用や、どれくらいの期間で売り上げが上がってくるのか。
よく半年は給料が出せなかった等の話を聞きますが、実際はどうなのでしょうか？
→仮定として、スタッフ6名を採用した場合、毎月の給与210万×6ヶ月＋家賃等の原資分は必要かと思います（報酬の入金は3か月後から）
⇒準備する金額は一般的に1,000万円と言われています。そこまで準備しなくても開設できますが、半年～1年は給与は少ないと思ってもらった方が良いです。
　売り上げが上がるのは営業努力と思いますが、利用者が増えて商業ベースにのるまで短くて半年は見ておいた方が無難です。
訪問看護立ち上げを検討中ですが、立ち上げの当人が一番、休みも取れず大変そうな印象を受けました。
患者さんとの関わり以外に良いことはないのでしょうか。
→どうして立ち上げたいのかです。在り方ではないでしょうか。
⇒休みが取れないのは自分次第です（私は休むのが不安なだけです）ただ、休みや楽しみを優先すると会社経営は上手くいかないように思います。
　大変さも楽しさに変換できればいいのではないでしょうか。
上場していない株式会社の訪問看護ステーションの場合、株の配当はどういう仕組みか聞きたかった。
代表取締役や親族が株を所有し、配当を受け取っているのか？
→利益が出ているのであればが前提ではないでしょうか。
⇒上場していない会社は株の配当は特に必要ないです。代表取締役のみが株を持っています。特に配当という形ではなく、役員報酬になっています。
病院から訪問看護へ変わったところで、経営や利用者さんにとっての費用もまだイマイチよく分かって、ないです。
→事業運営です。これにつきます。
⇒訪問看護は介護保険と医療保険があるので、制度や経営などお勉強をしていってください。
チャットにも書かせて頂きましたが、60歳以上の看護師（訪問看護師経営あり）を採用するのは、腰痛や自転車事故のリスクを考え躊躇されますか?
→リスクを取るか、プラス面として経験値、利用者層には近いというメリットを取るか。
⇒その方の人柄に尽きると思います。腰痛は事故のリスクは誰にでもありますので、そちらは問題ないです。
　ただ体力的に厳しい場面は見られると思います。経営経験があり管理者の相談に乗ってくれて、
人生経験でアドバイスをしてくださるのであれば採用します。
　事業所や利用者さん・スタッフにとって必要な人材と思えるかどうかでしょうか（給与面の関係がありますが）