11/16(水)「本物の看護がしたい!セミナー」第6弾
【介護支援専門員×訪問看護師】ケアマネジメントを学ぶセミナーが終了いたしました。
今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。
講師:医療法人社団 恵佑会 みやのぎ訪問看護ST
庄司 美佐子 様
看護師・介護支援専門員
さいがケアファルマ合同会社 さいが居宅介護支援事業所
雜賀 真紀 様
看護師・介護支援専門員 認知症ケア専門士 認定心理士 BOCインストラクター
アンケートよりいただいたコメントとご質問を抜粋してご紹介いたします。
【アンケートより】コメント(抜粋)
- 雜賀さん、庄司さんのケアマネ業務にただただ、脱帽です。
-
実際、自分の周りでもそうですが、看護師であるケアマネは、とても話が早く頼りになるなと思いました。
登壇されたお二人は、楽しんで仕事をされているのが伝わりました。 -
大変興味深く参加させていただきました。 出来れば、後日、アーカイブ配信して頂きたく存じます。
ご検討いただけますと幸いです。 - 訪看1年ちょっとです。現場で働いていて、ケアマネの知識があればもっとすんなりいったのに、、、と思うことが多々あります。それは連携においても、利用者さんへの対応においても、、、。このセミナーに参加してもっともっと全体をみれる訪看を目指そうと思いました。ありがとうございました。次回、看護師の資格を持たないケアマネさんのぶっちゃけの企画お願いできないでしょうか、、、看護師の資格を持ったケアマネさんはわりと意思疎通がし易いんです。そうでないケアマネさんともっと腹を割った関係になるにはどうしたら良いか、その糸口を見つけたいです。
- タイプの全く異なる看護師資格をもつ最強ケアマネさんのお話は大変興味深かったです。前者の方は一般の人から見ればとても面倒見の良いいいケアマネさんですが、後任の方やそれが家族の方がケアマネの普通と思われるとやはり他のケアマネには迷惑がかかるなと感じました。若いケアマネはなかなか信頼が得られないと聞きますが、後者の看護師資格ももち、ドライで仕事もできるケアマネさんが理想のように思います。 ケアマネはプロたちをまとめるリーダーでありとても重要な役割だと思いますが、その大変さに比べ仕事に対する対価が支払われていない気がするので、国がもっとケアマネの価値をあげ、ケアマネもその自覚を持ち皆が質をあげていければよいなと思いました。
- 初めて参加させて頂きましたが、ケアマネさんと訪問看護師、両方の目線から率直なお話が聴く事ができて、とても楽しいセミナーでした!!ぶっちゃけてお話できる関係性が在宅でのチームワークに必要なのと一緒で、セミナーでもそういう場になるとこんなにも楽しく聴けるのか!と初めて思いました。 ぶっちゃけて素直に話せる場作りがどんな時も一番大切になるのかもしれませんね。 ありがとうございました!!
- 日頃からとても熱心なケアマネさんとそうでない方のギャップに悶々する日々でしたが、経験差等大きく違うことが改めてわかりました。タイムリーに動いてくれるケアマネさんが基本とは思わないようにしているんですが、あまりにも仕事をしてくれない人が多くて…皆さんの力量が横並びになればいいなあと願うばかりです。 色々ケアマネからの意見が聞けてよかったです。
- 訪問看護の方たちがケアマネをどう捉えてるのか、またケアマネが訪問看護とどう関係づくりをしていくか参考になりました。
- こまめな連絡は大変だし、相手に対しても何度も連絡してきて。と思われないかと思っていましたが、内容にもよりますが、情報の共有がやはり大事なのだと痛感しました。
- 楽しかったー。愚痴を言えてスッキリした
- ケアマネさんの仕事の内容や本音を聞くことができ、 皆さまのお話で楽しく感じる反面やはり大変なお仕事だと 思いました。
【ご質問に、講師の方より回答をいただきました。】
- ご質問
看護問題や計画立案に関して、ついつい病棟のようになってしまいます。
うちの事務所は、その辺りがしっかりと出来ていなくて、病棟から移ってきたものにとっては、
継続してどう関わっているのか分かりにくいのです。おそらく。これを送っている医師やケアマネさんもわからないだろうと、、、
ケアマネさんはどう言ったものを求めていらっしゃるのでしょうか?
もちろん、ケアプランに沿ったものと言うのは前提です!
また、利用者さんにとって分かりやすいものと言うのをはどのようなものとケアマネさんはお考えでしょうか??
- 回答 庄司様
計画書や報告書は主治医に出すものと同じものを出していますが、
主治医は「専門用語じゃないとだめだ」という先生は本当に少ないと思います。
なので、専門用語での箇条書きというよりも、文章で書くことが多いです。
例えば、体調管理などとケアマネは計画に入れることがあると思いますが、
「状態が悪化する恐れがある」それに対して「①バイタルサインのチェックをする。②肺音のチェックをする。③状態悪化時には主治医に連絡をして指示を仰ぐ・・・・」などなど。
たぶんヘルパーさんとか誰が読んでもわかるものが理想なんだと思います。
ただ、ケアマネもちゃんと読む人、読まない人様々なので、
もし話しやすいケアマネとかがいたら、「こんな感じで内容わかる?」って聞いてみるのもいいかもしれません。
ケアマネも居宅サービス計画書はできるだけ高齢者の利用者さんが見てもわかるように言葉を砕いて書くようにしています。
訪問看護の計画書も結局は利用者さんにも出すものなので、理解してもらわないといけないですよね。
- 回答 雑賀様
看護計画は皆様具体的に記載されていて、わかりやすいなぁと感じています。
あくまでケアプランの内容との合致が必要ですが、医療処置的な内容だけでなく、
生活面での健康相談や助言が組み込まれていると良いのかと思います。
私自身も、ケアプランの第2表のサービス内容を記載するときには、
専門用語を載せない、主語がケアマネにならないようにする、を気をつけています。
担当者会議の時にこちらも、ケアプラン記載内容で大丈夫かどうかを看護さんに確認していただいています。
- ご質問
看多機に携わるようになって、ケアマネの動きが見えるので、仕事の内容が分かるようになりました。
やるべきことが多すぎて大変だと思います。とくに書類が…。
書類作成を無理なく出来る方法はありますか?
- 回答 庄司様
書類は多くて本当に大変だと思います。
なかなか減らすということは難しいのですが、
状態が変わらない人であれば複写機能を使ったり、できるだけその日のうちに支援経過などは記録をするようにはしています。
事業所によってはソフトがクラウドであれば自宅でできる可能性もありますね。うちは認めていませんが。
- 回答 雑賀様
書類作成は永遠の課題です…ペーパーレス化やシンプルな帳票への変更を切に願います。
(回答になってなくてすみません)訪問の無い時間帯に集中して黙々と打ち込んでます。
- ご質問
当方、訪問リハ事業所のPTです。サービスの回数を減らせない、または、終了出来ないことってありませんか?
利用者さんの目標を達成し、ヘルパーの回数を減らしても良いと思われるケース(ご本人も前向き)で、
息子さんや娘さんが「いやいや、リハビリ終わったらダメになるでしょ」「ヘルパーは◯◯回は必要でしょ」みたいな事、時々あります。 こんな時お二人はどう対処されているのでしょうか。(独居で、子供さんは都会に居るようなケースで多い傾向)
- 回答 庄司様
まずはヘルパーさんなど、どんなことでその回数入ってもらいたいのかを明確にします。
そのうえで、今の利用者さんの状態が何ができて何ができないのかを説明し、
通所などそれに代替えできるようならその意義を話して代替えしたりします。
リハビリに関しては本人がそれほど苦痛でないのであれば入っていてもいいのかなあと思いますが、
減らしたいとお考えであれば、逆にご家族にどんな目標を立てましょうか?とおうかがい立ててもいいかもしれませんね。
一応目標はクリアしてもう減らしてもいいとのことですから。
「介護保険は目標設定をして、その目標が達成できたら終了なんですよ。税金で賄っているもので」なんて
やんわり言ってもいいかもしれないです。
- 回答 雑賀様
リハビリについては、制度的なお話も交え、卒業できることは良いこと!をお伝えします。
独居など、安否確認的な要素で何かしらのサービスを利用したいケースもあると思いますが、
本当に必要であればリハビリもヘルパーも継続します。
しかし、徐々に少なくして自立を促したり、
代替えとして安否確認のサービス(市からの安心電話や緊急通報システム、アルソック)などもご提案させていただきます。
- ご質問
要介護3の方が、ショートステイを結構使っていて、本人さんが救急車で体調を崩し入院したので、
退院後は訪看さんに入ってもらい体調管理をお願いしたいと言われる利用者家族が、
ケアマネさんより限度額一杯なので訪看入れませんと言われた場合どうされていますか?
- 回答 庄司様
ご家族からのご依頼なのですからケアマネの一存ではなく、ご家族とケアマネの話し合いになると思います。
限度額がいっぱいなのであればオーバーをしてもいいのか、どこかを削ってでも入れたいのか、相談次第だと思います。
何を優先したいのかを決めるといいと思います。
- 回答 雑賀様
本当に必要なサービスは何か…ですよね。自費発生でも良ければそれも良し、医師に掛け合い体調によっては特指示も出していただけるかも?、看多機の利用も視野に入れるも良し、ですが、何よりケアマネの独断で「入れません」はよろしくないですよね。
<アンケート結果詳細>
Q. セミナーの満足度をお聞かせください。(満点:星5つ)
満足度 85.5%
19(☆5つ) 14(☆4つ) 6(☆3つ) 1(☆2つ) 1(☆1つ)
Q. 介護支援専門員の資格をお持ちの方は周囲にいらっしゃいますか?
自分が有資格者(介護支援専門員の仕事をしている) 4 (9.8%)
自分が有資格者(介護支援専門員の仕事はしていない)10(24.4%)
資格取得を目指している 1 (2.4%)
職場にいる 11 (26.8%)
知り合いにいる 11(26.8%)
いない 4(9.8%)
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