3/15(水)「本物の看護がしたい!セミナー」第8弾
「アンガーマネジメント」×「訪問看護師」 感情コントロールを学ぶセミナー が終了いたしました。
今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。
講師:株式会社 ピコグラム
地域ケアステーションゆずり葉
木内 亜紀様
管理者・アンガーマネジメントファシリテーター
株式会社Liberty Step すてっぷ訪問看護ステーション
竹本 恭平様/竹本 万理様
代表/管理者
アンケートよりいただいたコメントとご質問を抜粋してご紹介いたします。
【アンケートより】コメント(抜粋)
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以前ガン末期の利用者さんから、ひどいことを言われ、ただその時を反論せずにやり過ごす事しかできませんでした。
しかしセミナーで、それは自分を守るための防衛感情であると聞き、まず相手の身になって考えることが大切と分かりました。
怒られたといういやな気持で終わらせず、そこから相手の気持ちを聞き出す方向に持っていきたいと思います。
ありがとうございました。 -
怒りの正体は、「理想と現実のギャップ」怒りが生まれるメカニズム、というのが、とてしっくりきました。
仕事だけではなく、プライベートにも参考になる講座でした。 -
アンガーマネージメントのイメージとして怒らないようにすることでしたが、そうではないということを始めに話してくださり、
辛い我慢をしなくてもよいということに気づけました。質問もさせていただいて、心にストンと落ちました。
本当にありがとうございました。 -
ロールプレイも無く、緊張する事も無く、リラックスして参加できました。
暖かい雰囲氣で大変楽しい、有意義な時間でした。
アンガーマネジメントももっとお聞きしたいと思いました。 -
「自分をご機嫌にする」ことの大切さを知ることができ、今後の生活に活かし、楽に過ごせるのではないかと思いました。
講師の方々が魅力的でお話聞いていて興味深かったですし、ホストの広瀬さんの笑顔の進行にとても和ませていただきました。
このシリーズの勉強会に始めて参加しましたが、初回から参加できなかったことが悔やまれました。
【ご質問に、講師の方より回答をいただきました。】
Q. 「べき」をなくす・減らすには、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
A. 無理矢理「べき」を減らそうとすると、それ自体がストレスになるので、まずは自分の大事にしていることは何かを、
自分自身と向き合って考えてみていただくのが良いと思います。
アンガーマネジメントは、表面上は【怒りの感情と上手に付き合うには?】の方法論ですが、
突き詰めていくと実は【自分はどう生きたら幸せになれるのか】を自分に問いかける時間です。
「べき」があること自体は自分が人生において大切にしていることが「在る」ということなので、
とても素敵なことなのですが、あり過ぎると逆に自分を苦しめてしまうので、
どの部分は手放してもいいか(どこは手放せないのか)をじっくり考えてみてください♪
Q. 3児の子育て中です。知識として知っていても、日常生活で活用することがなかなか難しいといつも感じています。
怒ってしまった後に、いつも自己嫌悪に陥ります。どうしたらいいのでしょうか。
A. 3児のお子さんの子育て中とのこと。まずは本当にお疲れ様でございます。
毎日本当に頑張っていらっしゃる!
子供を叱るという行為の本質を考えると、それは
【大切な子供達が大人になった時に困らないように、他人に迷惑をかけないように、そしてやはり幸せに
なってもらいたい】という思いからする行為だと私は認識しています。
そのため、叱ること自体の内容を伝えることに集中すると、むげに声を荒げたり戦ったりする必要はないことの方が
多いように感じます。 怒る=リクエストを伝える、ということなのでご自身が後から疲れてしまわない程度の音量だったり
パワーで伝える方向に転換してみてはいかがでしょうか?
命に関わるような危険を注意する際にはもちろん全力で伝えることも必要だと思いますが、
日常的には全力で伝えなくとも良いことの方が多いでしょうし、いつも全力だと緩急がお互いつかず
重要なことが分かりづらくなってしまうかもしれません。大事なことは、まずどうなったら家族みんなが幸せか?を
家族全員で考えること。小さい子供なりに考えていることはあると思うのでぜひそんな討論会を家族で開かれることを
提案させていただきます♪
Q. 男性にだけ怒るお客様がいます。
「気がきかない。生理的に無理。やることちゃんとやってくれれば、文句は言わん。」と言いながら、
同じことをしても怒られます。しかも、怒りだすと20分~30分続きます。
このようなお客様の場合は、男性の訪問を避けることが最善なのでしょうか?
A. 男性だけに怒るお客様がいらっしゃるんですね。
こういった方は、おそらく男性に対してのみ「〜べき」が余計に多くなっているのかもしれません。
根本的に男性嫌いということもあり得ます。
その場合は、もし可能なら男性スタッフは外していくのが望ましいかもしれませんね。
【相手を変えることはできない】これが前提です。
そうであれば、こちらサイドで変えられるものを工夫していくのが最善かと。
お互いに嫌な思いをしながら訪問するのも、苦痛ですものね。
しかしながら、一方でなんでも言えば通る、となっても困りますよね。
そんな場合はきちんと説明をし、今回の場合は〜だからこのように対処しています、と伝えてみてください。
【人がそうするには、それなりの理由がある】のだそうです。
これまでに仰っていることが全てなのか、それとも他に理由があるのか。
何かの折りに本心を語っていただけるとまた違う景色が見えてくるかもしれませんね。
Q. お勧めのアンガーマネージメントの書籍や講演(ズーム可)情報がありましたら、教えてください。
A. お勧めのアンガーマネジメントの書籍は、代表理事の安藤俊介さんや理事の戸田久実さんが
書かれている著作であればどちらでも分かりやすいかと。文字で読むか、漫画で読むかの選択肢もあると思います。
講演については各地で行われているものがあるかと思います。
私も詳細は把握しかねるので、協会のホームページなどをご参照にしていただければと思います。
ご要望があれば私も研修を行うことは可能ですので、お問い合わせいただければと思います♪
日本アンガーマネジメント協会HP https://www.angermanagement.co.jp/
<アンケート結果詳細>
Q. セミナーの満足度をお聞かせください。(満点:星5つ)
満足度 88.27%
27(☆5つ) 16(☆4つ) 8(☆3つ) 1(☆2つ) 0(☆1つ)
Q. 怒りを我慢できずに困ったという経験はありますか?*場所は問わず
ある(訪問看護の仕事で) 18 (26.1%)
ある(施設の仕事で) 11 (15.9%)
ある(プライベートで) 36 (52.2%)
ない 4 (5.8%)
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