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本物の看護がしたいセミナー第18弾 アンケート結果

11/20(水)「本物の看護がしたい!セミナー」第18弾

~「納棺師」 × 「訪問看護師」看取りを学ぶセミナー~  が終了いたしました。

今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。

 

講師:おくりびとのお葬式 営業企画室 室長

     波多野 景士

        NPO法人 Japan Academy of Integrated Care 理事

      日本医療大学 総合福祉学部 介護福祉マネジメント学科 教授

    照井 レナ 様 

     

【アンケートに記載いただいた感想を抜粋いたします】

  • 納棺師の方の、普段は布の下で行われている手技(納棺の儀)を直に見れたのがすごくよかった!
    ゆっくりされているように見えて13分で、流れるような所作が美しく朝ドラを観ている感じだった。
  • 看護師は生に重きを置いて向き合う、納棺師は死に重きをおいて向き合うイメージを持っていました。
    どちらもご本人だけでなく、ご家族様も含めて尊厳を大切に接する点に変わり無いと感じました。
    私はエンゼルケア未経験ですが、とても勉強になりました。
    カードを使ってのACP、とても良いと思います。死について話し合うこと、日本ではタブー視されている印象が強いです。
    以前から両親と、死を迎えるにあたっての話をする機会を設けていましたが、
    濁されてしまいなかなか話が進まないことが多くありました。
    人として避けては取れない死に対して、もっと前向きにフランクに話し合いができるデバイスとして、とても有効だと思いました。
    普及されることを願っています。貴重なご講義ありがとうございました。
  • 素敵なセミナーありがとうございました。
    納棺師の方の所作はエンゼルケアだけでなく、普段の着替えの時にも気をつけるべき後藤があり、とても参考になりました。
  • 照明先生、波多野先生のお話共にとても具体的でわかりやすく実戦に結びつけやすくお話して頂きました。
    そしてテンポが良く聞きやすくどんどんお二人の世界に引き込まれていきました。貴重なお時間を頂きありがとうございます。
  • 死後処置に別途料金をいただいていて、このケアでいいのか、疑問を持ちながらだったので、
    今回根拠を含めて勉強できたことはとてもよかったです。
    また、敷居の高いACPですが、本人家族の好きなことや大切にしたいことを糸口に話を聞く。
    ここからスタートしたいと思いました。
  • 納棺師の方が行うエンゼルケアについて初めて知りました。
    また、ACPに関連した話や、レッツトークカードの話など
    今後の患者様やご家族様との関わりの中で活かせることを沢山学ばせていただきました。次回も参加させていただきます。
  • 今とても気になっていたACPの分野と納棺師の方のお話を聞くことができて、とても勉強になりました。
    レッツトークカードも活用しながら、最期まで安心して穏やかに過ごせるように、
    利用者様の価値観を引き出していきたいと思いました。
  • 人を看て、その人の思いや尊厳を大切にすることの意識の高さに感じ入りました。
    ”生きることっていいな”と思えるような、相互の関係性の構築に役立てていきたいです。
    人の看取りは、行う側の人生観にも影響すると思います。
    納棺師の行う一つひとつのケアは美しく、このような心掛けで人と向き合っていきたいです。
  • エンゼルケアや看取りなどまだまだ学ばなければならないことがあると実感。
    ジェネラリストの看護師となるべく、日々精進していきたいと新たに決意させてくださり、ありがとうございました。
  • 月に1~2名の方の最期を見送っていますが、
    エンゼルケアについては病院時代もあまりエンゼルケアをする機会のないICU勤務だったので、
    無知なままケアをしていたなと思います。
    もう一度勉強し直し、おくりびとさんのセミナーも調べて参加できそうなものがあれば積極的に学びたいと思います。
    ACPについては最近倫理的に悩むケースが多く、興味を持って勉強していた分野の一つでした。
    Let’s talk cardの活用方法として、スタッフの教育、特に外国籍のスタッフに日本人の価値観を教えるためのツールとする、
    という照井先生のご意見を参考にしていきたいと思います。
  • 亡くなったあとのエンゼルケア、それまでの生き方を支援するACPとどちらも大変貴重で大きな学びとなりました。
    質問にも丁寧にお答えいただきありがたかったです。
    今日の講義の内容を今後のケアや多職種連携で生かしていきたいと思います。  

【アンケートよりいただいたご質問にコメントをいただきました】

Q. エンゼルケアの際、義歯ははめた方が良いのでしょうか?
  詰め物をする場合や火葬時も含め、どちらが良いのでしょうか?

A. 義歯は外した方が良いです。
    そもそも看取り時にはおやつれになって義歯と口腔内のサイズが合っていないため、
    綿花の含み綿で義歯の代わりに口元を整えた方が自然な口元になります。

 

Q. ご家族に思い入れのある服を用意してもらい、エンゼルケアでは清拭のみ実施して着替えていますが、

    今回講義であったような保湿や他のケアはしていません。

    背広やかぶり物の服等もあり、実際、死後硬直時に遺体のケアや納棺する際、処置に支障がないのか疑問でした。

    着ない方が良い服や、着るのであれば、行っておいた方が良い処置があれば教えて下さい。

A. グリーフケアの側面が強いため、ご希望するお洋服があれば着せ替えされて下さい。

    着せてまずい服はありませんが、化繊の服を火葬時もそのままお着せすると火葬の際に

    化繊が溶けて遺骨に付着する恐れがあるためお含みおき下さい。

    行っていた方が良い処置は特にありませんが、上記化繊の場合はご家族に上記懸念点をお伝えし 葬儀社へ引き継ぎ下さい。

 

Q. エンゼルケアの時クリームを塗っても吸収をしないのでテカテカしてしまいます。どうしたらいいでしょうか?

    湯灌する時は処置をしないで欲しいと言われたこともありますが実際のところはどうなのでしょうか?

A. 死後初動の保湿は重要なため、多少のテカリは致し方ありません。ご家族にはその旨お伝えください。

    どうしても気になる際は、手でテカリを伸ばしてあげて下さい。使用する保湿剤はニベア、ベビーオイルが適しています。

    また、唇、目元が一番乾燥しますので、もしあればワセリンを同箇所に塗って下さい。

    なお、湯灌の際も保湿は重要なため、可能な範囲で保湿をお願いいたします。

 

 

Q. 着物の際、帯はどのようにしたらよいのでしょうか?

A. 生きている方と同様に前で結びます。この際には、逆さごとは気にされないで構いません。

    どうしても結べない際は無理せず、お体上部の見える部分にだけかけるようにし、葬儀社に引き継ぎ下さい。

 

Q. してはいけないケアがありましたら教えてください。

A. 問題があるケアは、口を閉じるバンドと合掌バンドです。

    理由は、見た目、尊厳上の問題、そしてバンド箇所の跡が残ってしまうからです。

    口閉じ、合掌ができない際は無理せず葬儀社に引き継ぎをなさって下さい。

 

Q. もともと拘縮がある方の更衣や姿勢はどうすればよいでしょうか?

A. 拘縮はプロの納棺師でもほぐす事はほぼ不可能です。

    無理なお着付けは骨を折ってしまったり、お身体を痛めてしまう恐れがありますのでくれぐれも無理されないで下さい。

    それでもご家族の強いご希望がございましたら弊社や納棺師、葬儀社にご相談、引き継ぎをお願いいたします。

 

<アンケート結果詳細>

Q. セミナーの満足度をお聞かせください。(満点:星5つ)

  満足度 91.3%

  40(☆5つ) 17(☆4つ) 5(☆3つ) 0(☆2つ) 0(☆1つ)

 

Q. このセミナーに参加してみたいと思ったきっかけは何ですか?

 今回のタイトルに興味があったから  49 (53.8%)

 「本物の看護がしたいセミナー」に参加をしたことがあり役に立った(面白かった)から 28 (30.8%)

 講師の方の話しが聞きたかったから  11(12.1%)

 その他                    3 (3.3%)