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本物の看護がしたいセミナー第22弾 アンケート結果

7/16(水)「本物の看護がしたい!セミナー」第22弾

~「カスタマーハラスメント」 × 「訪問看護師」

     尊厳を守るためのハラスメントセミナー ~ 

 が終了いたしました。

 

今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。

 

講師:矢山 壮
   関西医科大学 看護学部・看護学研究科 准教授

         坪田 康佑

   一般社団法人 日本男性看護師会 代表理事       

     

 

講師の矢山様、坪田様より質問に対する回答をいただきました。

 

Q:講師の先生が言われていた、身体的な暴力というのは少ないですが、セクハラはとても多い。
  あとは訪問看護師になってから特に過剰要求ということが多いように思います。

  自宅という相手のホームの中で、どこまでその要求に応えるか、どこまでが看護なのかと悩むことも多々あります。

  散髪の話が出ていましたが、最近転居でステーションを代わられていた新規の利用者様、入浴介助している利用者様ですが、

  散髪、垢すりをするように要求されました。 断ると前のステーションはしてくれたのにとケアマネージャーに言いつけられました。

  また、訪問診療を受けている利用者様が、夜中に体調が悪くなった時に、看護師の緊急携帯ではなく医師に電話をされたことがあり、

  医師から、僕に連絡してくるなんて訪問看護師さんは 信頼されていないんだね、ステーションの質が落ちているんじゃないと

  言われました。 利用者様曰く、焦っていて携帯電話の電話帳であいうえお順で先に出てきた先生に電話してしまったと後日聞きましたが、

  これも今日のテーマのエピソードになるでしょうか。
A:矢山 様より

  訪問看護でできることとできないことを明確にすることは大事かと思います。
  利用者からすると訪問看護では何をしてくれるのかをはっきりとわかっていないこともあります。

  特に精神科訪問看護ではよく聞きます。

  その都度説明する必要もありますが、契約時に説明することや重要事項説明書に記載しておくことも大切かと思います。

  最後の医師のお話ですが、コミュニケーションエラーのようにも思います。

  多職種がかかわる事例ですと、職種同士での関係性の問題も多いと聞きます。

  これも難しい課題ですね。

  坪田 様より
  セクハラが多いとのこと。大変な中の地域を守る訪問看護ありがとうございます。

  訪問看護に関しての理解不足から、過剰請求になられることが多いです。断られたこと大変だったと思いますが、

  制度を守るためにも大切なことです。ケアマネさんに言いつけられたということですので、

  ケアマネからも注意していただくことを推奨します。

  「どこまでが看護か?」は、難しい問いですが、保険外訪問看護以外では、保険で定義されているので、保険外サービス以外では、

  厚労省の定義を活用していいと思います。また、それを超える場合は病院と異なり訪問看護は、

  保険外訪問看護も混合することがゆるされるので、保険外サービスを提供するのがいいと思います。

  訪問診療医に関しては、カスタマーではないので、今回のテーマに該当しませんが、チーム医療内のドクハラに該当すると思いますが、

  緊急コールで徹夜明けの医師が、ついつい寝不足でイライラして言ってしまうこともあるので、一概に言えない問題です。

  ちなみにオハイオ大学の研究で7時間以上睡眠がとれていないと、夫婦喧嘩が多いという研究があります。

  緊急コールに関してはハラスメントの問題もありますが、睡眠時間の問題もあります。

  日本男性看護師会では、チーム医療からうまれてくるハラスメントの相談窓口も設置予定ですので、

  設置されましたらご活用いただければ幸いです。

 

Q:とても勉強になりました。もっとハラスメントに敏感になる事が大事だと思いました。

  最近はケアマネさんからのハラスメントもあり、その辺りもどこに相談すべきか伺いたかったです。

A:矢山 様より

  今回のセミナーの目的はカスタマーハラスメント、利用者やその家族から支援者への暴力・ハラスメントについてでした。

  職種間でのハラスメントは原因・対策等は異なります。多職種がかかわる事例ですと、職種同士での関係性の問題も多いと聞きます。

  これも難しい課題ですね。

A:坪田 様より

  ケアマネさんからのハラスメントは、医師からのハラスメントと同様に多くなっています。また、ケアマネ業界でも注意喚起しています。

  日本ケアマネジメント学会副理事長の白木先生などケアマネが仕事をふる立場と勘違いしておこってしまうこととして、

  ケアマネに啓発活動をされています。相談先ですが、日本男性看護師会で相談窓口を設置していく予定ですので、

  相談窓口が設置できましたら、そちらの窓口を活用して頂ければ幸いです。

 

Q:最後の質疑応答が多くてみんな同じような悩みを持っているんだなと思いました。

  ご家族が遠方のため支援中に自宅設置のカメラで見られています。

  監視されているようで利用者さんは嫌がっていますが、私も変な緊張感があり好きではありません。

  今はこのような家庭も増えているとは思うのですがハラスメントにはならないのでしょうか?
A:矢山 様より

  カメラを設置しているご自宅は多いと聞いています。カメラを設置しているだけではハラスメントにはなりません。

  カメラを設置している場所が明らかに不必要な場所(例えば、下から撮影しているなど)であれば、

  改善を要求することは妥当かと思われます。 

A:坪田 様より

  カメラ設置だけでは、ハラスメントにならないのですが、利用者さんが嫌がられているならば

  大弁者の看護師として、カメラの設置場所の変更の提案などをされるといいと思います。

 

【アンケートに記載いただいた感想を抜粋いたします】

  • ちょっと我慢すれば…という気持ちは、ハラスメンター(?ハラスメントする人)をつけあがらせて、他の人にも影響を及ぼすから我慢してはならない、ということが学べてよかった。皆のためにも健全な環境で働けるように整えることは、結果、一番皆のためになるんだなと知れたことが、1番の大きな学びでした。参加してよかった!
  • ハラスメントの研修をいくつか受けましたが、今回の研修が1番わかりやすかったです。
    具体的に思い当たる事も多々あり、日々の小さな積み重ねが影響する事も改めて実感しました。
    後から‥これくらい‥でなく、今から意識を変えていかないとと思いました。他のスタッフとも共有します。ありがとうございました。
  • 本日はありがとうございました。
    スタッフで話し合えることが大切だと、改めて思いました。
    先生の話されるように、身体暴力より精神的暴力や威圧行為、過剰業務要求がとても多いように思います。
    『心をなくして』訪問に行くこともありますが、そのような状況にならないように、みんなで話し合いながら頑張ります。
  • 看護師になって20年以上、その間たくさんの嫌なことつらいことがありましたが、
    その中のあれもこれもの出来事がハラスメントや暴力などに該当することだった、
    それで自分は傷ついていたんだと今日認識しました。
    中でも上司に相談したときに、あなたに隙があったから、そんなことぐらい、病気なんだから仕方ない、
    サービス業なんだからなどの対応は、二次被害という形でさらに自分を傷つけていたのだとそれも認識しました。
    時代は変わっていっており、そういったことの対策も進んできていることを知って心強く感じました。

<アンケート結果詳細>

Q. セミナーの満足度をお聞かせください。(満点:星5つ)

  満足度 87.6%

  18(☆5つ) 15(☆4つ) 4(☆3つ) 0(☆2つ) 0(☆1つ)

 

Q. このセミナーに参加してみたいと思ったきっかけは何ですか?

 今回のタイトルに興味があったから  30 (60.0%)

 「本物の看護がしたいセミナー」に参加をしたことがあり役に立った(面白かった)から 16 (32.0%)

 講師の方の話しが聞きたかったから  4(8.0%)

 その他                    0 (0%)