今回の山内先生語録は、初心に戻って「アセスメントとは?」です☆
「アセスメント」を正確な言葉で表現をすると
「フィジカルアセスメント」となります。
フィジカル = 身体的な
アセスメント = 情報を
・意図的に
・収集して
・判断して
・共有する
ここまでできて、はじめてプロの「フィジカルアセスメント」☆
(血圧測定や聴診などの身体診査は、「フィジカルイグザミネーション」といいます。)
そして、「フィジカルアセスメント」を行うためには、『目的』が明確に
なっている必要があります。
たとえば、スーパーにお買いものに行ったとしましょう。
「献立はこれにしよう!」という目的がなければ、なにをどの位の量購入したら
いいのかわからないですよね。
ぼーっとかごを持ってスーパーを歩き回っても必要なものは手に入りませんし、
適切に調理することもできません。
つまり、「情報」をなんでもかんでも集めてきて、「集めてきました!はいどうぞ!」
では、プロのお仕事ではないということなのです。
「ナースバックにサーチュレーションモニターが入っていたから、念のため
全員の血中酸素飽和度を測定しました!」
ではなく、その情報を手に入れて何を判断したいのか(元気にひとりでラジオ体操を
している方に、血中酸素飽和度の測定は必要でしょうか?)を意識して、
情報を意図的に集め、きちんと判断をして、それを必要な方々と共有することが
求められているのです。
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